【大本命は249kW以下高圧案件】最後の『全量売電』市場の攻略方法(2)

粗利30%の土地付き太陽光はまだまだいける!
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【毎週火曜日発行】船井総研 スマートエネルギーグループ

皆さま、平素よりメールマガジンをご購読いただき、
誠にありがとうございます。
3月10日号では以下の内容でお送りさせていただきます。

_/_/_/_/_/_/目次_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

【1】今週の事例特化型メルマガvol.147<産業用太陽光&蓄電池>
【大本命は249kW以下高圧案件】最後の『全量売電』市場の攻略方法(2)

【2】直近のセミナー開催情報

(1)家庭用蓄電池
【3月16日、17日】≪参加特典アリ!≫
★2020年からの蓄電池販売・新規参入20事例公開セミナー
https://lpsec.funaisoken.co.jp/renewable-energy/053110_lp/

(2)産業用太陽光
【3月24日、26日】≪追加開催決定≫
★非FITで低圧野立PVを作る、たった一つの方法セミナー
https://lpsec.funaisoken.co.jp/renewable-energy/053990_lp/

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新型コロナウイルス感染拡大に伴うセミナーのWEB開催について

【2020/3/2(月)~3/31(火)開催のセミナー】
WEB開催に変更させていただきます。(ご来場による開催は
ございません)
※対象のセミナーにお申し込みをいただいたお客様に対しては、
担当者から順次、電話・メール等により、閲覧方法等につき
ご案内をさせていただきます。

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【1】今週の事例特化型メルマガvol.147<産業用太陽光&蓄電池>
【大本命は249kW以下高圧案件】最後の『全量売電』市場の攻略方法(2)
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前回に続き、2020年FITについて解説した上で、今年何を行う
べきか、お伝えいたします。結論としては、タイトルの通り、
249kW以下の高圧案件が狙い目です。

≪ざっくりまとめると…≫

●入札案件は250kW以上!ハードルの高さは以前変わらず・・・
●2020年FITの大本命は249kW以下の非入札の高圧案件!

≪以下 詳細内容≫

●入札案件は250kW以上!ハードルの高さは以前変わらず・・・

2020年のFIT価格についての調達価格等算定委員会委員長案を
再掲します。
<太陽光発電>
・10kW未満:21円/kWh
・10kW以上50kW未満:13円/kWh
※自家消費型地域活用電源要件を満たすこと
・50以上250kW未満:12円/kWh
・250kW以上:入札で買取価格を決定する

ご覧のように、入札案件は250kW以上となりました。

入札案件の注意点リスクについては、Vol.138でお伝えしたよう
に、入札手数料や保証金などの先出しの多額の費用が発生
するというコストリスクと、落札後、計画通りに案件を遂行しない
と認定すら取得できない、または現地周辺住民の反対の
可能性など外部リスクが存在します。

また、2020年度に実施される第6回・第7回の太陽光入札も合わせ
て発表されています。
第6回の事業計画受付締切は5月15日、第7回は9月4日となって
います。
そのため、これから、土地を探して250kW以上の入札案件に着手
しようとするとスケジュール的には第6回の入札に間に合わせる
ことは非常に難しく、第7回入札の一発勝負となります。

また、第7回で落札できなかった場合、次年度のFITに代わる制度
は具体的な全体像が見通せず、土地や、取得・入札にかかる費用
がすべて無駄になる可能性があります。
つまり、新たに入札用の土地を取得するのではなく、2019年以前
のFITで申請上間に合わなかった土地などすでに保有している土地
をベースに事業計画を再編することが最適です。

なお、参考までに直近の第5回入札の結果は、最低落札額10.99円
/kWh、最高落札額13.00円/kWhという結果でした。6回以降で確実
に落札を狙うには、11円/kWh以下を目指す必要があります。徹底
的なコストダウンができる体制づくり、計画通りに案件を進める
ことができる実行力、そして金融機関からのバックアップ、これ
らすべてが整っていない限り入札案件を手掛けることは控えた
ほうが良いです。

●2020年FITの大本命は249kW以下の非入札の高圧案件!

FIT最後の年、最も注力すべきは、249kW以下の入札にならない
高圧案件の仕込みです。
売電単価としては、12円/kWh(税別)と、2019年度と比較して
約15%減額しています。
しかし、下記のように現状のコスト感でも十分採算をとることが
できます。

<出力249kW 150% 過積載373kW>
・モジュール 単結晶60セルモジュール 335W →30円/W
・PCS 三相 50kW PCS →40万円/台
・アルミシステム架台→1万円/kW
・キュービクルコスト 250kVA相当→250万円/件

工事・保安→3万円/kW
※工事とは組み立てか電気工事を指します。
※保安とは、外部委託する保安管理業務費用を指します。

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以上で、kW当たりの材工の原価は約8,3万円、約3000万円ほど
となります。

高圧の負担金や土地代、メンテナンス費用については、

・負担金 400万円
・土地取得と造成費用 400万円

と、致します。

以上、総額約3800万円の原価となります。

発電量については、平均日射量を4kWh/m2、ピークカット率を約
2%で計算すると年間発電量は44.4万kWhとなり、年間売電収入は
532.8万円、20年で1億656万円になります。

つまり、自社物件として保有するのであれば、表面利回り14%
以上確保することができます。

また仮に、30%の粗利を乗せて投資家に販売したとしても、土
地代・負担金込でも表面利回り11%は現在の最安のコスト感で
達成できる試算です。

実際に、2020年高圧FIT案件の着工が1年後~2年後になることを
鑑みると、モジュールやPCSのさらなるコストダウンには期待が
できますので、難なく、上記原価で実行できると予想しています。

申請上は蓄電池付設の設備としてPCSが許す限りの過積載で設置
し、連系期限までに蓄電池なしで運転を開始し、産業用蓄電池の
価格が下落した際に後付するなど、従来の低圧ではできなかった
ような商品展開も可能な見込みです。

しかし、先述のように、負担金や土地費用など、低圧と比較して
大きな先出しの費用が発生するため、自社の資金状況に合わせて
土地仕込みを実施してください。
また、高圧となりますので、系統の空き状況の確認、個別の協議
も必要となります。
加えて、年々、高圧FIT申請のスケジュールがタイトになってい
ます。
本年のスケジュールは未定ですが、少なくとも6月頃までには、
土地を取得し、電力会社との契約まで進む必要があります。

このように、高圧案件ついては、入札・非入札の違いは非常に大
きく、現在までの事業の延長で行うとすれば、高圧非入札案件が
2020年最後のFITの注力すべき分野であると断言致します。

2020年の産業用太陽光は既存のFIT案件のコストダウンを継続して
深耕するとともに、今日から249kW以下の土地仕込みを開始して
ください。

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【2】直近のセミナー開催情報
(1)家庭用蓄電池
【3月16日、17日】≪参加特典アリ!≫
2020年からの蓄電池販売・新規参入20事例公開セミナー
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≪開催概要≫
●大阪会場:3月16日(月)13:00~16:30 @船井総研大阪本社
●東京会場:3月17日(火)13:00~16:30 @船井総研東京本社

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2019年は、多くの企業様が蓄電池の販売に新規参入をされました。
そのような企業様の成功事例・失敗事例まで詳細にお伝えし、
2020年の蓄電池販売の指針をお伝えします。

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詳細情報はコチラ】
https://lpsec.funaisoken.co.jp/renewable-energy/053110_lp/

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【2】直近のセミナー開催情報
(2)産業用太陽光
【3月24日、26日】≪追加開催決定≫
非FITで低圧野立PVを作る、たった一つの方法セミナー
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≪開催概要≫
●大阪会場:3月24日(火)13:00~16:30
@船井総研淀屋橋セミナープレイス
●東京会場:3月26日(木)13:00~16:30
@船井総研東京本社

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お申込みの際は、以下をクリックし、専用ページからお申込み
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新型コロナウイルス感染拡大に伴うセミナーのWEB開催について

【2020/3/16(月)以降に開催のセミナー】
ご来場による開催とウェブによる開催の併用を予定しております。
今後の状況によって、WEB開催のみに変更させて頂く場合がございます。

上記をご了承のうえ、お申し込みください。
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本日もお読みいただきありがとうございました。

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