2020年度FTIに備える!最新多結晶&単結晶モジュール価格相場PART2

【産業用太陽光】単結晶モジュールは高くない! 最新仕入れ相場の大公開

 

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【毎週火曜日発行】船井総研 再生エネルギーグループ

 

皆さま、平素よりメールマガジンをご購読いただき、誠にありがとうございます。

8月13日号では以下の内容でお送りさせていただきます。

 

_/_/_/_/_/_/目次_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

 

【1】今週の事例特化型メルマガvol.119<産業用太陽光>

2020年度FTIに備える!最新多結晶&単結晶モジュール価格相場PART2

 

【2】直近のセミナー開催情報

<産業用太陽光>

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【1】今週の事例特化型メルマガvol.119 <産業用太陽光>

2020年度FTIに備える!最新多結晶&単結晶モジュール価格相場PART2

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前回のメールマガジンでは、2020年度のFITに備え、今から様々なメーカー、商社との商流を確立し、いつでも安い価格でモジュール仕入れができる体制を作ることの重要性を解説致しました。その前提として『◯◯は高いから・・・・』という固定概念を捨てる必要があるとしました。当然、これはメーカーや商流に限った話ではありません。今回は『価格が高い』と思われる単結晶モジュールに焦点をあてその価格の実態について解説致します。

 

≪ざっくりまとめると…≫

単結晶モジュール最新仕入れ価格相場を確認!

 

『単結晶モジュールは高いから使わない』はすでに過去の話!315W以下の単結晶モジュールが狙い目

 

400W超の高出力72セル モジュールが続々登場!! 40円/W以下での仕入れが可能なら切り替えはマスト

 

≪以下 詳細内容≫

 

◆単結晶モジュールの最新仕入れ価格確認!

 

  単結晶モジュールは多結晶よりWあたりの価格は高くなる傾向にあります。そのため、採算が合わないと敬遠される方も多いのではないでしょうか。

 

まずは、下記にて最新の仕入れ価格相場を確認致します。

 

<2019年6月~7月>

300W以下 :29円/W~31円/W

300W~315W:31円/W~34円/W      

320W~335W:34.5円/W~41円/W     

340W~400W:36円/W~41円/W     

400W以上 :39円/W~45円/W

 

Vol.110のメールマガジンでは、2019年4月時点で単結晶モジュールの仕入れ価格は29円/W~51円/Wとご紹介しました。単結晶モジュールについても価格帯が狭まり、着実にコストが下がっていることがわかります。

 

◆『単結晶モジュールは高いく採算が合わない』はありえない。315W以下の単結晶モジュールが狙い目!

 

 価格の下落が、特に顕著なのが、300W~315Wの単結晶モジュールです。

1年ほど前であれば、300Wを超えると、急激に価格が上昇し、40円/Wを超えることが当たり前でした。ここ1年で各メーカーともに単結晶モジュールの生産力を強化したことで、製造原価が急激に下がり、現在のような30円台前半での取引が一般的となりました。

 

例えば、

多結晶275W 30円/Wのモジュールと単結晶315W 32円/Wのモジュールで、同じ100kW過積載の低圧物件を建設する際のコストを比較すると、

 

<多結晶275W>

必要モジュール枚数:約363枚

総計:約300万円

 

<単結晶315W>

必要モジュール枚数:約317枚

総計:319万円

 

となります。

一見するとそれでも単結晶モジュールのほうが20万円ほど高く見えますが、約13%のモジュール枚数が削減されています。この分、架台費用の削減が可能となります。

 

多結晶275Wモジュールで100kW過積載に架台にかかった費用が120万円(1.2万円/kW)であったとすると、同じ架台を使えば、単結晶モジュールを使用することで削減されるパネル枚数の約13%分、つまり約15.6万円分架台費用の削減が可能となります。

これで、物件全体のコストで見たときの多結晶と単結晶の導入費用の差は約5万円ほどまでに縮まりました。

加えて、施工時のコスト、ケーブルなどのB材コストも単結晶モジュールを使用することで抑えることができるため、その差は殆どないと言っていいでしょう。

 

 このように、『単結晶モジュールはたかく、低い売電単価では採算が合わない』という話はありえないことが分かります。モジュールだけの価格で比べるのではなく、物件全体の原価管理を徹底し部材を選定する必要があります。

 

◆400W超の高出力72セル モジュールが続々登場!! 40円/W以下での仕入れが可能なら切り替えはマスト

 

トップメーカーを中心に、続々と400Wを超える72セルハーフカットモジュールが発売されています。モジュールが大型化したことで、輸送時や施工時の取り回しの悪さ、架台の設計を根本的に変更する必要があるなどデメリットが強調されます。

 

しかし、

・パネル枚数の削減

・架台、B材のコスト削減

・高い発電効率

といった単結晶モジュールならではのメリットは72セルのモジュールでもそのまま享受できます。

 

 仕入れ価格についても、当初は40円/W後半での取引が殆どを占めていましたが、徐々に下がり始め、現在ではメーカーからの直接、39円/Wで仕入れを行っている事例もあります。

 

先述のように、400W超のモジュールと多結晶275Wモジュールの導入を比較すると、400Wモジュールの導入で同じ100kW過積載の発電所建設に際して、約30%のモジュール枚数と架台コストの削減が可能となります。また、その分、獲得する土地も小さくて良いため、土地のコストも抑えることが出来ます。このような削減分を計算すると、現在の相場価格で言えば、40円/W以下の価格で400W超モジュールを仕入れることができるのであれば、すぐに仕入れることをおすすめします。

 

 また、各メーカーともに、今後は大出力モジュールの製造販売を強化し、いずれは72セルタイプに集約することが見込まれます。2020年度以降も継続して産業用太陽光事業を継続していくのであれば、今のうちに72セルタイプでの最安の仕入れルートや施工方法を確立しておくべきです。

 

今回、単結晶モジュールは決して高い部材ではないということをご紹介しました。

 取得した土地の広さに応じて多結晶と高出力の単結晶を使い分けることもできます。また、広い土地でも、過積載率を上げ単結晶モジュールを限界まで敷設し、蓄電池を設置し、24時間の売電を行う事例も出てきています。

 

 売電単価が下がる中、部材仕入れで最も重要なことは、いつでも、どんな部材でも、最安で仕入れを行える体制を作ることです。1つのメーカー、1つの部材にこだわることなく、様々な案件に対応できるようにすることが太陽光事業で収益を上げ続けるカギとなります。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

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<産業用太陽光>

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<家庭用蓄電池>

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【9/24,26】法人太陽光完全攻略セミナー

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≪開催概要≫

大阪会場:9月24日(火)13:00~16:30@船井総研 大阪本社

東京会場:9月26日(木)13:00~16:30@船井総研 東京本社

 

FIT終了後の産業用太陽光市場で今後過熱していく「自家消費型市場」を勝ち抜くために、「具体的に何をやれば良いか」をお伝えさせていただきます。

 

大阪・東京会場とも参加定員が40名と限りがあり、早期に満席となることが予想されます。

確実にご参加頂くために、お早めにお申込みをお願いいたします。

 

セミナーのお問い合わせ・お申込みは以下の専用ページをご覧ください!

https://lpsec.funaisoken.co.jp/renewable-energy/038915_lp/index.html#_ga=2.51570797.518350180.1563770311-1071681779.1534474178

 

 

 

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<家庭用蓄電池>

【9/25,27】蓄電池販売ビジネスモデル完全公開セミナー

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≪開催概要≫

大阪会場:9月25日(水)13:00~16:30@船井総研 大阪本社

東京会場:9月27日(金)13:00~16:30@船井総研 東京本社

 

今回は11月の卒FIT直前ということもあり、多くの方からのお申込みが殺到することが見込まれます。大阪・東京ともに定員はわずか40名となっておりますので、早期に満席になる恐れがあります。

 

確実にご参加頂くために、お早めにお申込みをお願いいたします。

 

セミナーのお問合せ・お申込みは以下の専用ページをご覧ください!

https://lpsec.funaisoken.co.jp/renewable-energy/039123_lp/index.html

 

 

本日もお読みいただき、誠にありがとうございました。

 

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