【FIT大改訂総まとめ】最後の『全量売電』市場の攻略方法(1)

新規低圧案件の活用方法とは?
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【毎週火曜日発行】船井総研 スマートエネルギーグループ

皆さま、平素よりメールマガジンをご購読いただき、
誠にありがとうございます。
3月3日号では以下の内容でお送りさせていただきます。

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【1】今週の事例特化型メルマガvol.146<産業用太陽光&蓄電池>
【FIT大改訂総まとめ】最後の『全量売電』市場の攻略方法(1)

【2】直近のセミナー開催情報

(1)家庭用蓄電池
【3月16日、17日】≪参加特典アリ!≫
★2020年からの蓄電池販売・新規参入20事例公開セミナー
https://lpsec.funaisoken.co.jp/renewable-energy/053110_lp/

(2)産業用太陽光
【3月24日、26日】≪追加開催決定≫
★非FITで低圧野立PVを作る、たった一つの方法セミナー
https://lpsec.funaisoken.co.jp/renewable-energy/053990_lp/

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新型コロナウイルス感染拡大に伴うセミナーのWEB開催について

【2020/3/16(月)以降に開催のセミナー】
ご来場による開催とウェブによる開催の併用を予定しております。
今後の状況によって、WEB開催のみに変更させて頂く場合がございます。

上記をご了承のうえ、お申し込みください。

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【1】今週の事例特化型メルマガvol.145<産業用太陽光&蓄電池>
【FIT大改訂総まとめ】最後の『全量売電』市場の攻略方法(1)
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例年より大幅に遅れての発表となった2020年度FITについてまとめます。
最後のFITの年に、低圧・高圧・入札案件それぞれの行うべきビジネス
モデルを今回と次回2回に渡って解説いたします。

≪ざっくりまとめると…≫

●ビジネスチャンスは残されている!2020年度最後のFIT
総まとめ!

●低圧FITは13円/kWh!但し余剰売電のみで、自家消費計画の
提出は必須!

●『ソーラーシェアリング』は例外!全量売電が可能!

≪以下 詳細内容≫

●2020年度FIT総まとめ!まだまだビジネスチャンスはあり!

2020年2月4日の第55回調達価格等算定委員会にて発表された
『令和2年度(2020年度)の調達価格及び調達期間についての
委員長案』をもとに、2020年度の太陽光発電のFIT価格について
確認しましょう。

<太陽光発電>
・10kW未満:21円/kWh
・10以上50kW未満:13円/kWh
※自家消費型地域活用電源要件を満たすこと
・50以上250kW未満:12円/kWh
・250kW以上:入札で買取価格を決定する

上記は、委員長『案』ですが、例年3月中頃にこの委員長案が
そのまま経産省大臣によって承認されています。この調達価格が
ほぼ本決まりとみて良いでしょう。
これまでの調達価格等算定委員会では、『低圧は余剰売電のみ
で、自家消費比率は50%以上』や『入札案件は100kW以上』のよ
うな、2019年FITから大きな変更が行われるとの議論が行われて
いました。そのため、2020年FITを活用したビジネスはそのあり方
を大きく変える必要があると、当メルマガでもお伝えしておりま
した。
しかし、最終的な委員長案では、各事業者の現状を鑑み、これま
での議論から一部揺り戻しのある案が提出されました。そこで、
今回と次回のメルマガでは、改めて2020円のFITビジネス方向性を
お伝え致します。結論としては、FITにはビジネスチャンスはまだ
まだあります。

●低圧FITは13円/kWh!但し30%以上の自家消費が必須の
余剰売電に。

従来主流であった10kW以上50kW未満の低圧太陽光は、2020年度
FITでは全量売電は原則行なえません。結論から申し上げると、低
圧太陽光は発電量の30%以上の自家消費した上での余剰売電とい
う形態となります。具体的な運用は未定ですが、自家消費をする
際の注意点は4点です。

(1)災害停電の際に自立運転が可能で、給電用コンセントを設置
すること
(2)FIT申請時、30%以上自家消費するための計画を提出する
(3)FIT申請時、『自家消費』が可能な設備であることを明示す
る配線図を提出する
(4)運転開始後、30%以上の自家消費をしているか否か、確認措
置を行う

(1)については、『地域活用電源』として、災害時のレジリエンス
強化のため、PCSの自立運転機能が必須であること、そして、
発電した電気を使用できるように給電用コンセントを設置する
ことが求められています。
(2)~(3)に共通して、いかに『見せかけ上の余剰売電=実質的な
全量売電』の設備を排除するかに焦点があてられています。

そのため、低圧太陽光での売電収入は主たる目的ではなく、
『自家消費』や『需要側の電気代削減』、『再エネ由来の電気活
用による二酸化炭素排出量の削減』などにフォーカスがあたりま
す。
また、運転開始後にもチェックが入ることが明示されており、
将来的に需要側が30%以上の自家消費を達成できない場合、FIT認
定の取り消しの可能性にも言及がされています。つまり、売電は、
あくまで余った電気を売ることによる+αの便益で、副産物的な
位置づけとなっており、投資用としての商材にはなりえないこと
が確定しました。

結論として、2020年低圧FITは、投資用の土地太陽光ではな
く、法人向けの自家消費や省エネの提案の際にのみ活用ができ
ます。

●『ソーラーシェアリング』は例外!全量売電が可能!

『2020年度FITでは全量売電は原則行なえません。』と、あくま
でも原則です。例外はあります。それがソーラーシェアリング
(営農型太陽光発電)です。ソーラーシェアリング(営農型太陽
光発電)は、農地に太陽光発電設備を設置しつつ、その下部で
営農するモデルです。
2020年FITを適用する場合の注意点は下記の2点です。

(1)災害時の活用が可能であること
(2)適切に営農を継続すること

(1)については、余剰売電と同様に、自立運転が可能なPCSが必須
であること、そして、災害時に給電用可能なコンセントを設置す
ることが求められています。
(2)は、ソーラーシェアリング自体が、農業と売電の両立が前提
であることから、売電する間営農を継続することが必須となり
ます。
逆に言えば、営農をやめてしまうと、FIT認定取り消しになる
可能があります。

つまり、ソーラーシェアリングについては、昨年までほぼ同じ
形態での事業が可能です。従来のように農家さんや地方に移住し
て農業を行いたいと考えている方向けに、土地付きでソーラー
シェアリングの設備を、もしくは既存の畑向けに発電設備を販売
するビジネスモデルは継続することができます。

このように、2020年低圧FITは、昨年と全く同じ・・・というわ
けには行きません。変わりゆく制度や時流に上手く適応する必要
があります。低圧については、2021年以降のFIT終了後を見越し
て、自家消費や地域活用電源としてのあり方を模索しなければ
なりません。

次回のメルマガでは、50kW以上の高圧案件の取り扱いと具体的
には商品作りについて解説致します。次週もお楽しみに!

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【2】直近のセミナー開催情報
(1)家庭用蓄電池
【3月16日、17日】≪参加特典アリ!≫
2020年からの蓄電池販売・新規参入20事例公開セミナー
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≪開催概要≫
●大阪会場:3月16日(月)13:00~16:30 @船井総研大阪本社
●東京会場:3月17日(火)13:00~16:30 @船井総研東京本社

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【2】直近のセミナー開催情報
(2)産業用太陽光
【3月24日、26日】≪追加開催決定≫
非FITで低圧野立PVを作る、たった一つの方法セミナー
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≪開催概要≫
●大阪会場:3月24日(火)13:00~16:30
@船井総研淀屋橋セミナープレイス
●東京会場:3月26日(木)13:00~16:30
@船井総研東京本社

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本セミナーは、お座席に限りがございます。ご参加される方は、
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新型コロナウイルス感染拡大に伴うセミナーのWEB開催について

【2020/3/16(月)以降に開催のセミナー】
ご来場による開催とウェブによる開催の併用を予定しております。
今後の状況によって、WEB開催のみに変更させて頂く場合がございます。

上記をご了承のうえ、お申し込みください。

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本日もお読みいただきありがとうございました。

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