FIT14円&18円でも、低圧1基 粗利800万円を実現する原価削減手法とは?(1)

モジュール単価大幅下落! 大手メーカー製品でも20円台/Wが当たり前?
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【毎週火曜日発行】船井総研 スマートエネルギーグループ

皆さま、平素よりメールマガジンをご購読いただき、誠にありがとうございます。
7月7日号では以下の内容でお送りさせていただきます。

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***目次***


【1】今週の事例特化型メルマガvol.161<産業用太陽光&蓄電池>
FIT14円&18円でも、低圧1基 粗利800万円を実現する原価削減手法とは?(1)


≪ざっくりまとめると…≫
●コストダウンの進行は予想以上!FIT14円案件の着工スタートを!
●大手メーカー製品でも20円台/Wが当たり前?
●低圧100kW太陽光販売で、粗利800万/件を目指すには?

≪以下 詳細内容≫

●コストダウンの進行は予想以上!FIT14円案件の着工スタートを!

当メルマガでは度々、FIT低圧案件の仕入原価の相場と着工ベースでの理想的な材工原価について確認してきました。前回の特集、2019年11月05日配信のVol.130のメルマガ『14円案件は材工原価7.6万/kW以下で着工すべし!』においては、下記の価格では各部材及び工事を発注できればベストである、と予測をしていました。

【Vol.130で予測したFIT14円案件の理想的な材工原価】
・モジュール → 28円/W
・PCS→17,000円/kW
・架台→11,000円/kW
・工事→21,000円/kW

この原価で着工し、土地付き太陽光として販売すれば、投資家サイドへの表面利回り11%とEPCサイドの販売粗利率35%をとれますと、解説していました。
今週と次週のメールマガジンの結論を言うと、上記で示していた14円案件の理想的な材工原価は、すでに達成可能で、さらなるコストダウンが進行しています。

次項から順に各部材の仕入れ原価の相場を見ていきましょう。

●大手メーカー製品でも20円台/Wが当たり前?

メーカーを選ばなければ、通関費や送料を含め、単結晶310Wモジュールで25円/W以下で仕入れを行うことは昨年でも出来ました。大手メーカーの同等製品は30円/Wを超える時代でしたので、コストダウンへのインパクトは計り知れませんでした。
しかし、2020年6月現在では、このような状況は大きく変容しています。20円台/Wでモジュールを仕入れることが、非常に容易になっています。下記にて、2020年6月時点でのモジュール相場を確認してみましょう。

モジュール仕入れ相場
※価格はすべて通関費・送料込み
※仕入れロットは、1物件分~1コンテナ分が混在

<多結晶モジュール>
275W~300W→23円/W~27円/W

<単結晶モジュール>
60セルサイズ
310W~320W 23円/W~30円/W
330W~370W 25/W~34円/W

72セルサイズ
380W~405W 23円/W~26円/W
420W~440W 26円/W~35円/W

ご覧のように、どの出力でも20円台/Wでの仕入れ実績が数多く報告されています。特に、大手メーカーの製品でも、27円/W~29円/Wという価格帯が各所で目を引きました。
以前は、大手メーカー製品で20円台/Wというと、よほど大量のロットで発注しているか、特殊な商流を介していることが殆どでしたが、一般的な商流でもこのような価格帯が当たり前になりつつあります。
大量生産及び生産ラインの技術革新を要因とするコストダウンの進行という側面は否定できませんが、新型コロナウィルス感染症の影響が大きいとされています。世界中で数十MW単位のプロジェクトが停止し、メーカーの製造ラインや在庫に余剰が発生したため、流通在庫の価格が大きく下落した可能性が指摘されています。
そのため、このような低価格で最新の高出力モジュールが流通している事自体、Withコロナの一時的なものだと見ています。そのため、現在のような超低価格で高品質な大手メーカーのモジュールを手に入れたい場合は、今すぐ、メーカーや商社にアプローチしてください。

●低圧100kW太陽光販売で、粗利800万/件を目指すには?

FIT14円の低圧100kWの土地付き太陽光発電所を、投資家に表面利回り10%超で販売しつつ、自社の販売粗利800万円/件をとっていくには、下記のような原価構成を目指していく必要があります。

FIT14円 低圧100kW
システム販売価格1500万円(土地代&負担金別)
年間発電量 11万kWh
FIT14円の年間収入 154万円
表面利回り 10.2%(※土地代100万 負担金70万を入れると表面利回り9.2%)

【材工原価】
モジュール→25円/W
PCS →1.2万/kW
架台→0.9万/kW
工事→2万/kW

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材工原価 6.6万/kw
販売価格 15万/kW
粗利 8.4万/kW (粗利率 56%)

上記構成で着工すれば、低圧100kW発電所の販売で、粗利率56%で840万円/件を確保することが出来ます。昨年末は、粗利率35%でもよほどコストダウンに本気で取り組まなければ難しいと考えていましたが、予想以上のスピードでコストダウンが進んでいます。

今回のメールマガジンでは、FIT14円案件を念頭に、モジュールの価格が大きく値下がりしており、施工販売店にとっては、販売粗利を最大化する大きなチャンスであると、お伝えいたしました。

しかし、メールマガジンという特性上、今回は大枠の部分しかお伝えしきれていません。

そこで、今回は本メールマガジンを最後までお読み頂いた方向けに、無料でご参加頂けるFIT18円~14円の低圧案件のコストダウンに特化したオンライン勉強会へ特別ご招待致します。


『FIT単価14円・18円物件 大攻略!! 低圧物件の粗利額800万円以上を実現させる材工原価削減WEB勉強会』

開催日時:2020年7月30日(木) 9時30分~12時00分
場所:オンライン※Zoomを活用致します。
費用:無料!
お申し込み:こちら

本勉強会では、

・土地付き太陽光14円&18円物件 500件を完全分析!他社の実情が分かる!
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・いつでも、最安で、部材を仕入れるための秘訣とは?

などについて、お話致します。
なお、本企画は、会員制勉強会『産業用PVコストダウンアカデミー』の2020年7月拡大例会への特別ご招待となります。お申し込みに限りがございますので、ご参加をお断りする場合があります。

ご参加を検討される方は今すぐこちらからお申し込みください!

本日もお読み頂きありがとうございます。
次週もお楽しみに!

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