【高圧入札】第8回入札結果速報!2021年は入札競争が激化!!

【高圧入札】第8回入札結果速報!2021年は入札競争が激化!!

 

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2021年以降の土地活用モデル

最高落札価格10.98円/kWh!第8回高圧入札結果速報!

事前調査で99%決まる!最短最速で土地を仕入れる方法

 

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2021年度のFIT制度が固まり、多くのEPC様は高圧の土地仕入れに勤しんでいらっしゃるかと思います。
 
一方で、FITが終了した2022年以降も空き地を活用して太陽光を組成するビジネスチャンスが生まれております。
 
今回は2021年度のFIT活用を目的とした土地仕込みの最新事例と、2022年以降のビジネスモデルについて執筆させていただきます。
 
≪ざっくりまとめると…≫
 

  • 2021年以降の土地活用モデル
  • 最高落札価格10.98円/kWh!第8回高圧入札結果速報!
  • 事前調査で99%決まる!最短最速で土地を仕入れる方法

2021年以降の土地活用モデル

まずは2021年以降の土地活用モデルについて説明させていただきます。
 
現状、下記の3つのモデルが土地活用モデルとして考えられます。それぞれのメリット、デメリットを合わせて記載いたします。
 

  1. FIT高圧モデル(入札を含む)
    メリット:20年間の固定価格で売電できるため、融資付け、投資家付が容易となる。
    デメリット:250kW以上の設備は入札を通して、権利を取得する必要がある。
  2. FIP活用モデル
    メリット:2022年以降も土地の仕入れが可能。20年間市場の取引価格に幾分かのプレミアムを載せて売電できる。
    デメリット:インバランスの調整を自社で行う必要がある。融資付けがスムーズに進まない可能性がある。
  3. Non-FITモデル
    メリット:設備認定の取得の必要がない。分割の審査に該当しない。
    デメリット:電力の需要家を自身で見つけなければならない。融資付けがスムーズに進まない可能性がある。

 

最高落札価格10.98円/kWh!第8回高圧入札結果速報!

前項で、FIT高圧の組成を推奨しましたが、250kW以上の設備の組成は入札が前提となります。
 
今年は第8回~第11回まで4回の入札が予定されていますが、6月18日(金)に第8回の入札結果がでておりましたので、下記に記載させていただきます。

<落札の結果>
入札件数の合計:185件
発電設備の合計出力:248,839.2kW
落札件数の合計:135件
落札された発電設備の合計出力:208,000kW
最低落札価格:10.00円/kWh
加重平均落札価格:10.82円/kWh
最高落札価格:10.98円/kWh

上記の通り入札の募集容量208㎿に対して、248㎿の入札があり、募集容量を入札容量が40㎿上回りました。
 
そのため、上限価格11円/kWhに対して、最高落札価格が10.98円/kWhとなりました。
 
1㎿以上の全量型太陽光の認定が今年最後ということもあり、入札に参加される企業が増加しております。
 
また、今回落札に漏れた事業者が今後の入札に参加される可能性もありますので、第9回、第10回の入札ではその点も考慮して、入札価格を決定する必要があります。
 

事前調査で99%決まる!最短最速で土地を仕入れる方法

高圧用土地を仕入れる絶対条件として、入札の事業計画の〆切日までに土地を探し出すことがあげられます。
 
そこで最短最速で土地仕入れを実施されている企業様では、下記の手順で事前に土地を精査した上で、地主様へダイレクトにアプローチをかけていらっしゃいます。事前に精査した土地≒高圧用地として組成可能な用地になりますので、無駄うちが少なく、効率よく土地探しが可能になります。
 
下記の事前調査を行いましょう。
 

【事前調査】
  1. 連系エリアの確認
    自社商圏内の電力会社が出している空き容量マップを確認し、連系が可能なエリアを探し出す。
  2. 土地の大きさの確認
    自社が入札用の用地として活用する大きさの土地をGoogleマップ上で探し出す。
  3. 法令関係の確認
    仕入れ候補となっている土地のエリアで太陽光に関する条例や規制がないことを確認する。
  4. 農地区分
    農地マップを活用し、仕入れ候補の土地が農地転用不可の農地でないことを確認する。
  5. 既存の認定の有無
    納得再生可能エネルギーより出ている発電事業者のリストを活用し、仕入れ候補の土地が既存の認定設備でないことを確認する。

上記の条件をクリアする土地を事前に探し出し、アプローチをかけていきましょう。
 
今回は、2021年度の太陽光の組成手法、高圧用土地の探し方についてご説明させていただきました。2022年にFIT制度が終了するとはいえ、引き続き土地仕入れは太陽光ビジネスのセンターピンになりますので、土地仕入れの精度を上げて実施できるようにしましょう!

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