全量買取はまだ続く!2022年の制度情報まとめ

【FITとFIPどっちが儲かる?】2022年の制度情報まとめ

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2022年度の制度設計についておさらい

FITとFIPどちらで申請すべきなのか?

 

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2022年度の制度設計についておさらい

下記容量帯別に、申請可能な制度(FIT、FIP)と売電単価を記載致します。
 

【2022年度の制度】
1MW以上:FIT×、FIP〇(入札、売電単価は10円/kWhを上限)
250kW以上1MW未満:FIT〇(入札)、FIP〇(売電単価10円/kWh)
50kW以上250kW未満:FIT〇(売電単価10円/kWh)、FIP〇(売電単価10円/kWh)
10kW以上50kW未満:FIT〇(売電単価11円/kWh)*自家消費要件が課される。

 
上記のような形になります。
 
今期の制度と大幅に変わる点としましては、
①1MW以上の太陽光はFIT申請ができない
②FIT制度と同時並行でFIP制度がスタートする
上記2点になります。

上記の変更点を鑑みると、来年度狙っていくべき容量帯は、50kW以上250kW未満の非入札の高圧用地の仕入になります。
前回のメールマガジンでご紹介させていただきましたように高圧入札の競争が激化しており、土地は仕込めても落札できない事例が増えております。
しかし50kW以上250kW未満の非入札の高圧であれば入札リスクをさけれるため、来年は狙い目の容量帯と言えます。
 

FITとFIPどちらで申請すべきなのか?

250kW以上1MW未満、50kW以上250kW未満の容量帯の太陽光は、FITとFIPの選択が可能になります。
現段階では、FIPの収益性が不透明な部分が多いため、売電単価が同じであればFITで申請いただくのが良いでしょう。
つまりFIT非入札にあたる50kW以上250kW未満の容量帯については、FITで申請するのが良いでしょう。
 

【FIT入札 vs FIP非入札】

次に論点として上がるのが、250kW以上1MW未満の容量帯になり、FITは入札、FIPは非入札になります。
FITの入札は、今年度の入札単価を踏まえると上限価格が10円/kWhに設定される可能性が高く、入札時期によっては、9円代前半の価格になる可能性もあります。
一方で、FIPは基準単価が10円/kWhと決まっておりますので、FIT高圧入札で9円代前半の単価を落札するのか、FIPで確実に基準価格10円/kWhを取りにいくかは要検討です。
 

【FIP申請のスケジュール】

FIT高圧入札かFIP高圧非入札で申請するかは検討が必要ですが、FIP申請は通常のFIT同様に12月末に経産省の申請締め切りが設けられております。
接続検討の申し込みから同意に6か月程度必要だと仮定すると、来年の6月頃にはFIP非入札高圧かFIT入札高圧かを決めて、申請を進める必要があります。
 
 
本日は、来年度の制度設計からFIPの申請スケジュールについて説明させていただきました。
本日もお読みいただきまして、ありがとうございました。

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