2022年パネル価格はどうなる!? 最新仕入れ動向Part①

2022年パネル価格はどうなる!? 最新仕入れ動向Part①

新年あけましておめでとうございます。
本年も「事例特化型 太陽光・蓄電池メルマガ」をご愛読のほど何卒よろしくお願い申し上げます。
2022年最初のメールマガジンである、今週と次週は「産業用の部材仕入れ」に焦点をあてます。

ご存知のように、2021年の夏以降、半導体をはじめとする原材料の不足や輸送費用の高騰を背景に、パネルや架台の価格高騰、PCSや蓄電池の納期遅延が発生し、特にFIT、自家消費を問わず産業用太陽光事業に大きな打撃を与えました。
今週と次週、2回にわたり本年の部材仕入れの見込みに関して解説いたします!

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パネル価格は落ち着きつつあるのか!?納期2か月~で35円/W前後の見積もりが多数。

キーワードは「分散化」複数商流を活用して、いつでも代替品の発注ができる体制づくりが必須!

 

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パネル価格は落ち着きつつあるのか!?納期2か月~で35円/W前後の見積もりが多数。

11月に配信したメールマガジンでは、「原材料高騰が原因で結晶系太陽光パネルの価格高騰が更に続き、年内製造&出荷分のパネルは価格帯は40円/W前後になる。」と記載しておりました。
実際のところ、11月~12月のTire1メーカー(トップシェアメーカー)からの見積もり価格は、納期2か月~3か月の長納期でも40円/W~43円/Wと、30円台前半が主流であった21年上半期と比べて大きく上昇していました。
しかし、12月中旬ごろより、シリコンウェハをはじめとする原材料の値下がりを原因に、2月以降に出荷されるパネルについては、35円/W~38円/wという価格が頻出しています。

パネルの主要生産地である中国では、今後2月には旧正月の春節と、冬季北京オリンピックが控えています。そのため、製造から物流の各工程において、通常より高い価格や長い納期が設定される可能性は大いにあります。加えて、昨年来続いている「電力不足問題」も、厳冬期のため再燃するがあります。
つまり、中国政府の政策決定次第で、パネルや架台の製造体制に大きな遅延が発生する可能性は現在でも十分に残っています。
21年11月に、Tire1の各メーカーより「不可抗力事態発生」と題して、このような原材料と電力の不足、それに関連する政策決定を含めて、各メーカーでさえコントールできない不可抗力事態が発生中であるため、供給遅延や契約履行に重大な影響が出る旨発表されていました。各メーカーにおいても、政府との交渉や上流サプライヤーとの協議など様々な対策を打っていらっしゃいますが、それでも、どうなるかわからない、というものでした。

現在、パネルの見積もり価格は一時的に下がっているとはいえ、オリンピックが終了する2月末までは引き続き、パネルや架台の仕入れに関しては細心の注意が必要です。
具体的には…
□春節~オリンピック真っ只中の出荷&納品計画になっていないか。
→日本国内の在庫出荷であれば問題ありませんが、中国発の部材であれば物流の混乱は必至です。
 なぜこの時期に製造、出荷ができるのか、ご確認ください。

□相場と比べて異様に安くないか。
→現在の原材料価格は下降傾向にあります。2か月~3か月後さらに原価が下がることを期待して、現在の相場の35円/Wからさらに低い金額を提示される可能性があります。あくまで、”下降傾向にある”だけですので、今後の見通しが立ちにくいことは先述の通りです。契約後に納期遅延、価格改定の可能性も十分にありえます。そのようなリスクを見越したうえで、最終的な発注を決断してください。

 

キーワードは「分散化」複数商流を活用して、いつでも代替品の発注ができる体制づくりが必須!

このように、現在、パネルの価格高騰はいったん落ち着き、下降傾向ありますが、不安定な状況はオリンピック終了後の3月頭ごろまでは続くと思われます。
また、世界的な脱炭素の時流も相まって、昨年以上に太陽光パネルへの需要は高まると予想されています。つまり、現在のような深刻な部材不足、価格高騰はオリンピック終了後に落ち着く可能性が高いものの、いつ再燃してもおかしくない状況が続くということです。

そのため、今後は、特定のメーカーや商流に依存して部材を仕入れるということが、経営上大きなリスクになります。
自社が有利な条件で発注ができる有力仕入れ先の開拓は当然必要ですが、それと並行して、万が一、発注した部材の納期が大幅に遅れる、または納期未定になった際のリスクヘッジとして、常に複数商流と分散したお付き合いが今年は必須になります。

特に商社さんを中心とした、得意商品が異なる商流を最低3社とは常にコンタクトは取ってください。
この状況下では、特定の1つの商流に仕入れを依存すると、欲しいときにほしい部材が手に入らない可能性があります。そのためにも、メーカー・商流は分散させて、確実に必要な部材を仕入れることができるようにするネットワークづくりが重要になります。
部材がなくては工事もできず、売上も立ちませんので、部材不足の今だからこそ、仕入れは、最も労力を割くべき重要な役割になります。
このように、仕入れを取り巻く環境は日々変化をしていますが、日々の最新情報を更新し、早め早めの発注を行うことで、影響を最小限に抑えて、部材仕入れを行うことは可能です。
2022年は外部環境に左右されない部材仕入れができる体制作りに焦点を当ててはいかがでしょうか。

本日もお読みいただきありがとうございます。
次週メルマガでは、さらに範囲を広げて、高圧FITや自家消費型太陽光の仕入れについて解説致します。
お楽しみに!

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