再生可能エネルギー業界における、PEファンドの存在

 

平素よりコラムをご愛読いただき、誠にありがとうございます。
今回は、エネルギー業界においても、よく見聞きする「PEファンド(プライベートエクイティファンド)について、ご説明させて頂きます。

1.エネルギー業界のM&Aでの「PEファンド」とは

M&Aが、事業承継や成長戦略の「常套手段」となる中、皆さまにおかれましても、「PEファンド(プライベート エクイティ ファンド)」というキーワードをお聞きになられることが増えてきていると思います。
PEファンドを定義すると、以下のようになります。

    ・「投資家等から資金を集め」
    ・「主に、非上場株式に投資をし」
    ・「主に、経営権(過半数の株式)を取得しながら」
    ・「企業の成長を共に推進する」

このようなPEファンドが、エネルギー業界を含む、中小企業・中堅企業のM&Aという場面で存在感を増していますが、どのような存在で、どのような方法で、投資/企業成長を行うのでしょうか。

2.リスクマネーの供給・・・だけではない!

ファンドと言うと、「ハゲタカ」というような表現で、高いリターンだけを追求してくるプレーヤーと一昔前は思われていましたが、近年はその印象も大きく変化しているものと思われます。
高いリターンには、「高いリスク」が付き物であり、これまでの株主ではなし得なかった、PEファンドからのリスクマネーの供給を足掛かりに、企業を成長させる姿勢が浸透したからだと考えられます。

また、単に資金を供給するだけではなく、M&A後に、ハンズオンという形で、対象会社に不足する人材を派遣・補充しながら、役職員とともに、口だけではなく手足を共に動かし、共に汗をかくなかで、業務を遂行するというPEファンドが、非常に増えています。

3.これまでの自社の企業文化が崩壊・・・する訳ではない!

さらに、ファンドというと、外部から多くの人材が送り込まれ、「リストラ」「コストカット」等で、矢継ぎ早に組織を変革させていくというイメージがあるかもしれません。
もちろん、必要に応じて、そのような手段を取るようなケースもあるかもしれませんが、ファンドとして、何が企業成長の最適解なのかを、十分に検討した上での方策を取るものであり、必ずしも、企業文化を崩壊させることが目的ではありません。これまでの経営者では取り得なかった、過去のしがらみなどは見直しを掛けながらも、良い企業文化は維持することが多い印象です。

4.PEファンドとの提携も一つの選択肢に

自社の成長戦略のひとつとして、PEファンドとの提携ということも、十分に検討すべき方策であります。人材サービス業界への投資を検討しているPEファンドも数多くありますので、もし少しでも関心をお持ち頂き、PEファンドの話を聞いてみたいというご要望がありましたら、船井総合研究所グループの株式会社船井総研あがたFASまで、ご相談ください。

 
 
 
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