数字で見る!見せる!蓄電池の災害対策訴求!

数字で見る災害対策のニーズ調査と訴求ポイント

 

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【毎週火曜日発行】船井総研 再生エネルギーグループ

 

皆さま、平素よりメールマガジンをご購読いただき、誠にありがとうございます。

11月26日号では以下の内容でお送りさせていただきます。

 

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今週の事例特化型メルマガvol.133<住宅用太陽光&蓄電池>
数字で見る!見せる!蓄電池の災害対策訴求!

 

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近年何かと災害に関するニュースが多いですよね。

そこで今回はエンドユーザーの災害に関する関心や、その訴求ポイントについて取り上げます。

 

≪ざっくりまとめると…≫

● 188件の生の声から分析!災害対策への関心は明らかに増えている!
●停電対策へのニーズを最大化して成約率向上へ繋げるポイント!

 

≪以下 詳細内容≫

 

● 188件の生の声から分析!災害対策への関心は明らかに増えている!

 

投稿者の質問が自由に質問回答できるWEBサービス「Yahoo!知恵袋」より2018年10月~2019年10月20日までに「家庭用蓄電池」に関して疑問・問い合わせがあった内容(全184件)のみをピックアップ、昨年の調査(2018年1月~9月20日)と比較し、その内容ごとに大別したのが下記になっています。

 

〈2018年1月~9月20日の調査結果〉
総数:234件
機能・メリット:94件(40%)
適正価格・業者:80件(34%)
EV・車載用電池:28件(12%)
2019年問題関連:22件(9%)
非常時の稼働:10件(4%)

 

〈2018年10月~2019年10月20日の調査結果〉
総数:188件
機能・メリット:61件(32%)
適正価格・業者:73件(39%)
EV・車載用電池:14件(7%)
2019年問題関連:11件(6%)
非常時の稼働:29件(15%)

 

この調査結果の特徴の1つが「非常時の稼働」に対する質問の増加です。

前回の調査結果と比較すると約3倍に増加しております。

内容としては「(千葉県の大規模停電など)あんな思いはしたくないので、蓄電池で対策ができるのか?」といった質問が大半でした。

やはり質問があった日付を見ると、2018年10月と2019年9月~10月での質問が多く見られました。

2018年10月に起きた大規模な台風21号と24号や北海道の地震、2019年9月の台風15号、10月の台風19号を受けて、非常時の備えを何かしなければと、いてもたってもいられなくなった方が多かったのではないかと推測されます。

この結果から、エンドユーザーの災害対策への関心が高まっていることが分かります。

 

●停電対策へのニーズを最大化して成約率向上へ繋げるポイント!

以前のメルマガでも何度か紹介していますが、太陽光のメリットの1つである停電対策について蓄電池商談の前に褒めておくことで、蓄電池の商談に入った際にスムーズに停電対策への価値訴求が行えます。

しかし、大きな災害が起きていない地域のお客様に対しては、太陽光の停電対策メリットを褒めようにも「この地域は災害は関係ないから」と話にならないというケースも少なくはありません。

そこで今回は「この地域は災害は関係ないから」と言われない停電対策への価値訴求についてご紹介します。

「この地域は災害は関係ないから」と言われてしまう理由は「災害は、いつどこで起こるか分からないという認識が薄い場合」「停電時のイメージがあまり出来ていない場合」と大きく2つあります。

 

(1)いつどこで起こるか分からないという認識が薄い場合

 

この場合は、地震調査研究推進本部が毎年発表している「今後30年以内に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率」という調査結果データを用います。

この調査結果データで2018年版の札幌市の確立は何と1.5%です(東京都庁は48%)。前年度の同一調査結果でも札幌市は%であったため、「まず大型の地震は起きないだろう」と言われておりました。

そんな中起こったのが2018年9月6日の北海道胆振東部地震です。

このようにいつどこで何が起こるか分からないというデータを用いることで、停電対策の必要性をより感じていただけます。

 

(2)停電時のイメージが出来ていない場合

 

JPEA(太陽光発電協会)の発表している「災害時における太陽光発電の自立運転についての実態調査結果」を用います。

これは、北海道の大規模停電に際した「太陽光発電の自立運転機能」の活用についてのアンケート調査で、結果として住宅用太陽光発電システムを設置している方は約85%が自立運転機能を利用され、停電時に有効に活用できたとの調査結果が出ています。

「冷蔵庫の中の食材を腐らせずに済んだ」や「炊飯器でご飯を炊くことができた」など、太陽光発電が停電時にどれだけ使えるか実際の声でまとめられているので、より停電時をイメージしていただけます。

蓄電池を併設されている方の「約2日間問題なく生活できた。近所が真っ暗な中、自宅のみが電気がついていた、等普段と同じ生活ができた」という声もあり蓄電池の停電対策メリットについても訴求できます。

 

また携帯充電のために5時間待ちの行列が出来ているニュースを見てもらうことも有効的です。

停電時に、少しでも電気が使える事への喜びを感じてもらうことが一番効果的です。

北海道の地震や千葉県の台風による停電により連絡手段である携帯電話の充電が出来ず、無料充電機を貸し出した役所などでは5時間の行列が出来ていました。

この様なニュースで停電時に全く電気が使えない痛みをイメージしてもらい停電対策の訴求を行いましょう!

 

本日もお読みいただき、誠にありがとうございました。

 

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